見知らぬ
最近はもう随分と暇になってしまったので、家で音楽を聴く時間が増えた。
中学生の時に正しく厨二病を通り越したので、アリプロが好きだ。成長してもしょっちゅう聴く。最近も聴いている。
ローゼンメイデンのOPになったようなアップテンポでいかにもアニソンなヤツだったり、アルバムにあるようなゴシックなバラードは当然なんだけど、個人的には歌謡曲チックな曲が好きだ。これはアリプロでは珍しいけども。
『Psychedelic Insanity』 というアルバムに収録されている、「欲望」という曲があって、場末文化圏に属するお姉さんが昔の色恋を語るような、そういう曲。
「見知らぬ人の眠りにでも 食われ”ちまった”かもね」なんていう言葉遣いがすごく好きだ。自分はそもそもクサい昭和歌謡が好きなので、ドンピシャって感じ。ずっと聴いている。秋だし。
秋。音楽を聴くには秋がいちばん良いと思う。頭の悪い言い方になるけど、エモいから。
去年の秋は不安から逃げるように卒論を書いていた。今年はゆったりとした気分で秋を消費できる。バイトに向かう途中、必ず通る道があって、金木犀がいい匂いを放っている。それがあるから秋は嬉しい。
頂いたお酒を飲み始めて一時間ほど。綺麗に回ってきた。予定があることが嬉しい。良い秋にしたい。