20151021
高野悦子『二十歳の原点』を読んだ。「共感!」みたいなことはできなかった。できても困ると思うけど。
最初の方は哲学哲学安保自己未熟社会……って感じだったけど、後の方になるに従って露骨に病んでくるのが印象的ではあった。あと、美人だとも思った。
自分の、学生運動に対する憎悪というのは、多分に嫉妬を含んでいる。恋と革命に青春を捧げたい。若さゆえのヒロイズムとロマンチシズムに酔いたい。でもそれはできないし、しない。そういったことを考えながら読んだので、どうにも入り込めなかった。
お金がないと生活が荒む。外に出る気をなくす。反対に、お金が入るとすごくアクティブになる。外に出て、人に会って、ご飯を食べて、CDをレンタルして……。
どうにもハンパな時期というか、まだ親の庇護下にありながら、さしてやることもなく、来るべき半年後に向けて充電をしている日々。バイトをもっとやれ自分、と思う。いつも思うだけで、寝てしまう。
インドアに拍車がかかったので、普段と違う予定が入るとなにやら疲れてしまう。しかしいざ済んでみれば心地よい。活動的、とは何だろう。
GLAYをよく聴いている。GLAYを聴くことができるということは、精神的に健康であることの証明になる。
「人生の岐路に立っている時はGLAYが染みる」というのは本当だと思う。試験の前日に「pure soul」を聴いたけども、今はまた違った気持ちで聴いている。
社会に出られることは嬉しいけど、それ以上にとても怖い。人生の先輩に話を頂く必要があるかもしれない。